こんにちは。
iPhoneの価格の方も落ち着いてきて、やっとゆっくり出来そうな管理人です。
今日はプラチナバンド(700~900MHz帯)について書きたいと思います。
比較的真面目な記事はつかれたので、ふざけながら書いていくのでご了承下さい。

 
プラチナバンドはもともとSoftBankが言い出した言葉なんですけど、世の中に比較的浸透しているせいか、説明するときに使うと便利!(孫社長ありがと!!!)
まあこんな冗談はおいておいて、今日はプラチナバンドについて詳しく書いていきたいと思います。
価格.comで僕の書き込みを見ている方はわかると思いますけどね。

すでにiPhone5s,5cを持っている方は、ご自分のLTEがどちらの周波数帯に繋がっているか調べることが出来ます。
【iPhone】Feild Testを使って、接続しているLTEを調べてみよう!

1)プラチナバンドってなに?手首につけるやつのプラチナ版?
えーとそれはリストバンドですね(笑)

このプラチナバンドというのは冒頭でも説明した700~900MHz帯のことを指します。
なぜプラチナかというと、700~900帯の電波の特性として、
・遠くに飛ぶ。
・障害物に強い(障害物に回りこむ)
が挙げられます。

遠くに飛ぶ
なぜこれがいいのか皆さんは分かるでしょうか?
これは電波が遠くまで飛ぶため、ひとつの基地局のカバーするエリアが広くなる。
つまり、基地局が少なくて済むのです。
例えの話ですが、半径1kmをカバーできるプラチナバンドではない基地局と、半径3kmをカバーできるプラチナバンドの基地局では後者のほうが基地局を少なくてすみます。
また、基地局の数が少なくて済むので一つ基地局を建ててしまえば一気にエリアが広がります。
エリアの広がりが早いということです。

障害物に強い(障害物に回りこむ)
これは説明はいらないでしょう。
建物の中心部や、ビルの多いところ、ビル陰などに居てもプラチナバンドのLTEのほうが有利になります。

逆にプラチナバンドではない高周波数帯の2100MHz帯は電波があまり飛ばず、障害物にも弱いです。
1500MHz帯は電波の飛びや、障害物への強さは2100MHz帯と800MHz帯の中間のような感じとなります。

2)3Gではプラチナバンドはとても重要
3Gでは孫社長があんなに叫んでいたくらいプラチナバンドはとても重要でした。
現在LTEは音声通話に対応しておらず、データ通信のみで、音声通話は3G等で行っています。 
やはり音声通話に関してはみなさんが同時に電話することなどはないでしょうから、利用者が多すぎてつながらないということは少ないのです。
つまりプラチナバンドの基地局を建ててしまえば1)で言った通り、広いエリアで音声通話が使えます。
また、現在のスマホはメインがLTE、サブが3Gとなっていますので、スマホはLTE圏外であれば3Gに接続しに行きます。
その点3Gでのプラチナバンド帯の利用はとても重要なわけです。
 
3)LTEではプラチナバンドを使うことに欠点がある?
1)と2)で説明した文だけ読むと、LTEにもプラチナバンドがいいんじゃないかって思っちゃいますよね?
しかしLTEでは少々状況が異なります。
LTEは音声通話のように電話をかければお金がかかるというものではなく、みなさん料金に気にすることなくLTEでネットを見たり、LINEで通話したり、Twitterしたりしますよね?
これが一番大きい問題なのです。
1)の電波が遠くまで飛ぶがLTEでは仇になります。
LTEをプラチナバンド帯で行うとエリアはもちろん広がりやすいですし、一つ基地局のエリアカバー率が広くなります。
つながるエリアが広くなるのはいいことですが、ここに大きな問題が隠されているわけです。

1つの基地局がカバーするエリアが広くなるということは、その基地局に接続する端末の台数が増えるという意味です。
基地局で出せる速度というのは同じ基地局内の端末でわけあって使っています。
例えば全国整備されている基地局のスペックが1000という速度しか出せないとします。
Aエリアではその基地局に接続する端末台数は100台(2100MHz帯)
Bエリアではその基地局に接続する端末台数は200台(1500MHz帯)
Cエリアではその基地局に接続する端末台数は500台(800MHz帯)
と仮に決めましょう。

一端末あたりで使える速度は、これを台数で分け合うので、
Aエリアで一端末で使える速度は1000÷100=10
Bエリアで一端末で使える速度は1000÷200=5
Cエリアで一端末で使える速度は1000÷500=2
つまり接続する端末台数が少ないほうが速度は出せるということです。(かなり大雑把な説明ですが)
800MHz帯は電波が遠くに飛んでしまうので、 上記で言うとCエリアに近い状態となってしまうのです。
これがプラチナバンドがLTEでは仇になる理由の一つです。

4)auはこれからどうなるの?
今回800MHz帯の話題といえばやっぱりauです。
図解でわかる!auのツナガルチカラ
こんなサイトまで作って800MHz帯のことをアピールしています。
確かに1)で説明したように、障害物やエリアではかなりいいものになるのは確実です。

auのLTEの詳しい概要は下記の過去記事をご覧ください。
auのLTEについて。次期iPhoneの事を考えてみた。

下記の表は他の記事で使ったiPhoneで使える各社のLTEの周波数帯対応表です。

LTE周波数対応
auのiPhone5s、iPhone5cで 800MHz帯を使えるようになりますが、3)で説明した速度低下がいずれ起こる可能性があります。
もちろんauiPhone2100MHz帯も使えますので、効率よく分けて使っていけば速度低下防止できると思いますが、auのiPhoneユーザーが増えれば少しずつ速度低下が進行していくことは確実でしょう。
特にauだけプラチナバンドでのLTEの整備を強化していますので、3)が起こりやすいキャリアとなるでしょう。
docomoやSoftBankは高周波数帯である1500MHz~2100MHzをメインに整備しているので、800MHz帯より電波が飛ばず、一つの基地局に接続する端末台数は少なくて済みます。
つまりLTEで使うことに関しては800MHz帯も2100MHz帯も一長一短となるのです。

ですので、auが助かる方法はiPhoneで使える2100MHz帯をうまく整備して800MHz帯のLTEの速度低下を防ぐことが重要となってきます。

電波状況周波数順

2)で説明した通り、LTEはあくまでデータ通信専用で、3Gの帯域で音声通話を利用しています。
ちなみに2100MHz帯を整備し過ぎる=2100MHz帯の音声通話網をつぶし、LTE化してしまうエリアではauの音声通話の品質が悪くなると予想されます。
現在も2100MHz帯の20MHz幅全部をLTEに使っている地域もありますからね。
800MHz帯の5MHz幅で音声通話は行っていますが、これ一本だけだときついと思います。




今回はプラチナバンドについて詳しく解説していきました。
少々説明不足なことや、わからない方のためにかなり大雑把に説明したので帯域幅の速度、ピコセルなどは考慮していません。
プラチナバンドにもやはりメリットとデメリットが有るということがお分かりになったかと思います。
当分auは下り平均20Mbps位を維持できると思いますが、1年後2年後はどうなるかわかりませんのでなんとも言えません。
エリアではauがぶっちぎりですが、速度に関してはあまり詳しいことは言えません。
iPhone5sが800MHz帯に対応したのはとても良いことですが、こういうこともあるかもってことを頭に入れておいて下さい。
僕は800MHz帯、1500MHz帯しか使えないHTL21という機種を使っていますが、速度低下が襲ってきそうで嫌だなって思います。
auiPhone5s、5cが売れれば売れるほど速度低下のリスクが高くなるので注意が必要です。
iPhone5ユーザーが少なくなり2100MHz帯が空けばいいかなって思います。
ふざけたのは最初のほうだけでしたね(笑)
記事は以上です。