こんにちは。
今日はauのiPhone5sのLTEについて、書きたいと思います。
au
 
今日はLTEのことをメインに説明していきます。
au 4G LTE(au)
au 4G LTEサービスエリア(au)

すでにiPhone5s,5cを持っている方は、ご自分のLTEがどちらの周波数帯に繋がっているか調べることが出来ます。
【iPhone】Feild Testを使って、接続しているLTEを調べてみよう!

1)auiPhone5とauiPhone5s,5cのLTEは何が変わったのか?
これはLTEの拾える周波数帯が1つ→2つに増えたというのが大きく関係しています。
LTE周波数対応
従来のiPhone5は2100MHz帯だけしか拾えませんでしたが、iPhone5s,5cでは2100MHz帯に加えて800MHz帯も拾えるようになっています。
これがauのiPhoneのLTEの電波状態を大きく変えました。

ちなみに2100MHz帯のあるところでも800MHz帯のLTEも整備されています。 
2つ以上の周波数帯でLTEを行っているキャリアは端末自身が接続する方を決め、空いてる方などに接続します。

2)新しく拾える800MHz帯(下り最大75Mbps)によってどう変わるのか?
この800MHz帯のLTEの特性として、
・電波が遠くまで飛ぶ
・障害物に強い
 
この2つが挙げられます。
携帯電話は基地局というものを何万局と立てて、エリアを広げるのですが、電波が遠くまで飛ぶ800MHz帯は一つの基地局のカバーするエリアが広いので、比較的少ない基地局数でも広いエリアをカバーできます。
auは800MHz帯の整備を頑張ってきたため、現在では実人口カバー率が97%となっており、辺鄙なところに行かない限り日本全国殆どの場所でLTEでつながるでしょう。 
また障害物にも強いので、屋内での電波の入りもとても良いです。

3)今後2100MHz帯(下り最大150Mbps)はどうなるのか?
iPhone5で使っていた2100MHz帯のLTEは800MHz帯のLTEと並行して、iPhone5s,5cでも使っていきます。
2100MHz帯のLTEの実人口カバー率は72%程度となっています。

2100MHz帯の特性は800MHz帯と逆で、 
・電波は800MHz帯より飛ばない
・障害物に弱い

この2つが特性としてあります。
こんな欠点ばかりの周波数帯をなんで使っていくの?っていう疑問が出てくると思います。

2100MHz帯の電波が飛ばないというのは、ある意味利点でもあるのです。
基地局に接続する台数を2100MHz帯は少なくできます。

LTEの速度は基地局に接続する台数で決まります。
基地局に接続している台数が多ければ、速度は遅くなりますし、少なければ速度は速くなります。

一つの基地局のカバーエリアの図です。
電波
図が可愛いのと円の比率は勘弁して下さい(笑)
800MHz帯の電波がよく飛ぶというのはある意味欠点でも有るのです。
電波が飛びすぎてしまうと、1つの基地局のカバーするエリアが広くなり、結果的に接続台数も増えます。
それに対し、電波がそこまで飛ばない2100MHz帯の基地局であれば、1つの基地局のカバーするエリアが狭くなり、結果接続台数は減ります。
つまり速度は2100MHz帯のほうが有利なのです。 
しかし同じ広さのエリアをカバーするために必要な基地局の数は、1つの基地局のカバーするエリアが狭い2100MHz帯のほうが基地局が多く必要となるため、工事に時間がかかりエリアが広がるのを妨げます。 

エリアでは800MHz帯、速度では2100MHz帯というのがauのLTEとなっています。
しかし、都内や、大阪などの密集地の大半では2100MHz帯の下り最大の速度は37.5Mbpsとなります。
ですので、密集地では2100MHz帯が使え物になりません。

ちなみに音声通話は800MHz帯の残りの帯域と、2100MHz帯で行っています。
都内などの密集地で速度が遅い理由は音声通話に利用している2100MHz帯の1x(通称○)を密集地ではLTEの帯域に間引けないからです。 

4)これから800MHz帯と2100MHz帯をどう使っていくのか?
iPhone5sが800MHz帯に対応したことにより、iPhone5のように2100MHz帯に集中することはなくなります。
均等に振り分けて、速度低下が起こらないようにするでしょう。
800MHz帯は3)でも言ったように、エリアを広げるにはとても適していますが、1つの基地局の接続台数が多くなるので速度低下しやすいです。
auiPhone5s,5cを使っている方は最初は速度が速いでしょうが、少しずつ速度低下が進んでいくことが予想されます。
こういう部分に2100MHz帯のLTEを整備していき、LTEの周波数帯をうまく振り分けていくしか速度低下を最小限に留める方法はありません。
2年以内に2100MHz帯も実人口カバー率が90%以上にしないと、800MHz帯の速度低下はどんどん進むでしょう。
特に都内などの人口密集地や地方都市で2100MHz帯を整備していくことが重要になってきます。
速度低下が起こることは確実です。

5)結果どのように変わったか?
iPhone5とiPhone5sでの速度を比較してみましょう。
昨日発売されましたが、早速速度を比較しているところがありました。
iPhone5sと5のキャリア別通信スピード表(週アスPlusさん)
新iPhoneがついに発売-各社の通信速度を計測、動画再生速度も動画でチェック(マイナビニュースさん)
iPhone5sスピードテスト、3社のiPhoneを使い通信速度を比べてみた。(Yahooマイナビニュースさん)
iPhone5s「銀座線全駅速度対決」買ったのはどこのキャリア?(日刊SPA!さん)

これを全部見てみると、全てauが優勢となっています。
特に週アスPlusさんのページでは、auiPhone5とiPhone5sで比較しています。
同じ場所でも※ただしauのiPhone5sに限るという、米印がつくくらい、auのiPhone5sはiPhone5の電波状態と違うことがわかります。

6)auiPhone5の人はお金をかけてでもiPhone5s,5cにするべき。
5)で説明したように、同じiPhoneでもかなりLTEに差がありますので、auのiPhone5の人はiPhone5s,5cに乗り換えることをおすすめします。
現在は下取りキャンペーンもやっていますし、iPhone5を下取りに出して送られたクーポンを使えば10500円も安く購入できます。
現在はU22機種変キャンペーンもやっていますので、契約してから13ヶ月を超えていれば、端末価格を10500円も安く購入できます。
是非iPhone5で繋がらない、パケ詰まりで悩んでる方は買い替えをおすすめします。

7)まとめ
auのiPhone5s,5cはiPhone5とは全然違う端末となっていますので、おすすめです。
また、800MHz帯のエリアカバー率が高いのもauの強みです。
現在docomo、SoftBankで不満が有る方は是非auに乗り換えてみてください。
多分2年くらいは速度は大丈夫だと思います(笑)
記事は以上です。