こんにちは。
今日はiPhoneの件を交えて、Android端末のLTE状況の今後の推移を解説したいと思います。
AndroidLTE

auはiPhone4SからiPhoneを取り扱ってきましたが、iPhone5s,5cでは状況が大きく異なります。

1)auの各端末のLTEの周波数帯(バンド)対応状況。
LTEAndroid iPhone

2013年夏モデルが発売される前は、LTEの周波数帯はAndroidとiPhoneで住み分けされてました。
auには上記の表のように2100、1500、800MHz帯(2.1GHz,1.5GHz,0.8GHz帯)の3つ帯域でLTEを展開しています。
・~2012年春
Android:1500,800MHz帯
iPhone:2100MHz帯

・2012年夏~2012年9/19(iPhone5s,5c発売前)
Android:2100,1500,800MHz帯
iPhone:2100MHz帯

・2012年9/20(iPhone5s,5c発売日)
Android:2100MHz,1500,800MHz帯
iPhone:2100,800MHz帯
上記の説明から、2012年夏から住み分けはなくなり、AndroidとiPhoneの周波数帯の住み分けは撤廃されています。
そして1500MHz帯はAndroid端末しか使えないということを覚えておいて下さい。

2)今後のLTEの速度はどうなるのか?
今後LTEの速度は少なからず速度低下が起こるはずです。
iPhone5で使っていた、2100MHz帯はiPhone5が独占的に使っていましたし、iPhone5ユーザーがかなり多いため、パケ詰まりや速度低下が発生していました。
iPhone5s,5cでは今までAndroid端末しか使っていなかったエリアの広い800MHz帯が使えるようになります。
それにより、iPhone5ユーザーがiPhone5s,5cに買い替え、集中していた2100MHz帯が少々空き、800MHz帯とのバランスが良くなります。
800MHz帯はエリアの広いこともあり、iPhone5s,5cの接続台数が増えることでしょう。
よって、800MHz帯の速度は低下するはずです。
Android端末が快適に使っていた速度は速度低下が進み、出せなくなるでしょう。
しかしこの速度低下が大幅に進むのか、それとも小規模なのかはわかりません。
場所や電波状態によります。

今回言ったことは、下記の過去記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。
auiPhone5s,5cのLTEは、auiPhone5と比較して、速度、エリアが改善されています。
ちなみに僕が計測した、au 4G LTEの速度は結構速いです。
各社LTEの実測!速度測定してみました。
 
3)1500MHz帯(1.5GHz帯)と各基地局数比較。
1500MHz帯(1.5GHz) はAndroid端末にとても重要になってきます。
1500MHz帯の現在の使い方としては、800MHz帯の混雑しているところや800MHz帯の影などに設置されています。
2100MHz帯や800MHz帯のように、メインの周波数帯ではないので、800MHz帯や2100MHz帯(2.1GHz帯)と比べると基地局が少ないです。
上に貼った速度、エリアの記事を見た方は基地局という単語の意味がわかると思います。
ちなみに各周波数帯の基地局数は無線にゃんさんのページで、
基地局数
2100MHz帯:約2.5万局
800MHz帯:約3.1万局
1500MHz帯:約6千局
上記を見てみると、1500MHz帯の圧倒的な少なさがわかります。
現在では、東名阪や大きな地方都市でしか設置されていません。

4)1500MHz帯(1.5GHz帯)の重要性は?
auのiPhoneとAndroidのシェアの比率は、6:4程度となっています。
つまり、800MHz帯は4割のAndroidユーザーだけで使っていたのに、6割のiPhoneユーザーもこれから徐々に使えるようになるのです。
しかし、1500MHz帯はAndroid端末でしか使えませんので、iPhoneの参入によって速度低下することはありません。

まあiPhone5はこの800MHz帯に対応していませんが、iPhone5s,5cに買い替えを促進しているのでiPhone5s,5cのユーザーがすごい勢いで増えると思います。
1500MHz帯の役目である800MHz帯の混んでいるところに整備するというのを発揮してくれれば、iPhone参入によって混んでいる800MHz帯ではなく、1500MHz帯を使えるAndroid端末は速度低下を抑えられます。
つまり混んでいる所や速度低下が起こっている場所に、1500MHz帯が整備されればAndroid端末は今までと同様程度の速度でLTEを利用できるというわけです。
これからは1500MHz帯の整備を頑張って欲しいところです。

5)まとめ
1500MHz帯(1.5GHz帯)の整備はAndroidユーザーのLTEの品質の鍵になってくるでしょう。
確かに800MHz帯対応によってiPhoneはLTEエリアが拡大しますが、正直エリアだけだと思います。
速度は800MHz帯では速度低下が起こりやすいので、あまり期待できません。

僕がこの記事を書いた理由はHTL21という800,1500MHz帯に対応の端末を持っていたからです(笑)
iPhoneが流れこむと遅くなるのはやだなぁと思い、1500MHz帯を整備すればなんとかなるという論理に基づいて書いたものです(笑)
まあこういうことも期待できるよっていう程度なので、今後はau(KDDI)さんに任せましょう!
iPhoneの800MHz帯利用で、Androidユーザーの快適なLTEライフが奪われないといいですね。
記事は以上です。