こんばんわ。
管理人のしょーやです。
今日はSoftBankのiPhone4SにSIMロック解除アダプタ(SIM下駄)をさしてOCN(docomo)のMVNOSIMで使ってみた話となります。


 

1)SIM下駄とは
通常国内で販売している端末にはSIMロックというものが端末にかかっており、自社のSIMしか使用できないように対策が施されています。
通常は端末のSIMロックを解除すれば他社のSIMを利用できるのですが、iPhoneはSIMロック解除が出来ません。
そこで考えられたのはSIMと端末間の通信を細工し、SIMロックがかかっている端末でも他社のSIMを自社のSIMに偽造して通信をする装置であるSIMロック解除アダプタ(通称SIM下駄)です。
今回はSoftBankで販売されているiPhone4Sをdocomo回線で利用するということなので、docomoという信号をSIM下駄がSoftBankという信号に書き換えSIMに伝送しているといった感じです。
まあかなりざっくり説明しましたがSIM解除アダプタ(SIM下駄) の仕組みはこのような感じです。



2)実際に買ってみた
僕が今回購入したのはこちらです。
GPPのiOS7対応でauとSoftBank両対応のSIMロック解除アダプタです。

アマゾンで1480円で販売されています。



3)iPhoneの環境&開封
僕のiPhoneの環境は
SoftBank版 iPhone4S iOS7.0.4です。
 
パッケージ
IMAG1009
 
内容物
IMAG1011
 上から
  • アクティベーション用SIM
  • いろんなキャリアが書いてあるカード
  • SIM解除アダプター用SIMスロットとSIM解除アダプタ本体です。

IMAG1012
上記のようにSIM解除アダプタ用スロットにSIM解除アダプターを合体させその上にSIMを載せて使います。



4)詳しい設定方法
1.iPhoneを起動しロックを解除しておく。
2.SIM解除アダプタ用SIMスロットにSIM解除アダプタを乗せ、その上にアクティベーション用SIMを乗せてiPhoneに挿入する。
3.挿入すると、下記の表示が出るので

写真 2014-01-15 22 40 51
SoftBankのiPhoneの場合はJP SoftBank、auのiPhoneの場合はJP AUをタップする。(5秒以内に)
僕はSoftBankなのでSoftBankをタップしました。

4.すると下記の表示が出るので、了解を押す。
写真 2014-01-15 22 41 12
 
5.設定に使ったアクティベーションSIMを取り出し、使いたいSIMをSIM下駄に乗せて再度iPhoneに挿入する。
僕はOCN モバイル ONEのMVNOSIMを挿入したので表示はJP NTT docomoもしくはNTTdocomoとなりました。
圏外や不正なSIM、SIMなしと表示された場合は再度SIMを挿入しなおして下さい。
また、圏外表示が続く場合は設定→キャリアの自動のチェックを外し、検索後NTT DOCOMOを選択して下さい。
写真 2014-01-18 15 41 24
FOMAと表示になっているのは脱獄後僕自身がキャリアネームを変更しただけでFOMAとは通常表示されません。

6.APN設定
SIMはさしただけではデータ通信は利用できません。
そのためAPNというものを設定してあげる必要があります。
iPhone本体にはAPN設定ができる項目はないため特殊な方法を利用します。
まずiPhoneでWi-Fi接続し、Safariでhttp://www.gevey.com/apn/にアクセスします。
写真 2014-01-18 15 39 45
上記のような表示が出たらAPNとユーザIDとパスワードを入力してSibmitを押します。
僕はOCN モバイル ONEだったので、
APNは3g-d-2.ocn.ne.jpと入力し自分のユーザIDとパスワードを入力しました。

そうするとプロファイルのインストール画面が出てくるのでインストールすればAPN設定は完了です。
設定→一般→プロファイルにGevey APNがあることを確認しましょう。
写真 2014-01-18 15 40 00


7.このようにNTT DOCOMOと表示され3Gが立ってれば設定は完了です。
写真 2014-01-15 23 17 39

8.結果
OCN モバイル ONEのSMS非対応SIMでも問題なくアンテナピクトが表示され通信が可能でした。
SIMスロットを抜き差しすると設定が飛んで利用できなくなるので絶対に抜き差しはしないようにしましょう。
もしも抜いてしまって通信が出来なくなった場合は、設定→一般→リセット→ネットワーク設定をリセットでもう一度1.からやり直して下さい。
ネットワーク設定をリセットした場合Wi-Fiのパスワードも消えてしまうので注意が必要です。 



5)番外編 テザリングはどうなのか!?
ここからは番外編となります。
僕のiPhone4Sはすでに脱獄済みで、TetherMeという脱獄アプリで通常は設定から消されている標準のテザリング設定を生き返らせています。 
結果的に使えたのか使えなかったのかというと問題なく利用できました。
Wi-Fiテザリング、Bluetoothテザリング、USBテザリングともに利用が可能となっています。
SoftBankのSIMでこういうことをやるとパケット定額サービスの対象外となり高額請求される可能性がありますが(ほとんどないが)、MVNOSIMであればそういったことはないのでテザリング機としてiPhone4Sを利用できます。
SIM下駄を購入してよかったと思いました。
またiPhone4SはFOMAプラスエリアにも対応しているので、郊外や山の近くに自分の行動範囲が有る方はそういう面でも良さそうですね。
 


6)まとめ
SIM下駄で遊んでみましたが結構面白いですね(笑)
ちなみに電池の持ちですが、なぜかSoftBankのSIMをさしているときより持っている気がします。
最初はSMS非対応のSIMで運用していましたが、SMS対応のSIMにさしかえた所セルスタンバイ問題無がなくなったせいか電池の持ちが少々良くなりました。
LINEもSMS対応のSIMだと利用できるのでお勧めです!
MVNOのサービスが激化している中こう言う使い方もありだと思います。
iPhone4SにMVNOのSIMをさして運用してみてはどうでしょうか。
記事は以上です。