こんばんわ。
管理人のしょーやです。
いつもガジェット系の記事じゃつまらないかなと思いまして、今日はパソコン系の記事を書きたいと思います!
今回は大学で使おうと購入したLet's noteのHDDをSSDに換装したお話をしたいと思います。 
また長くなる記事なので、前編と後編に分けさせていただきます。
明日は後編の記事を投稿します。

ちなみに記事で行う手順はメーカーの保証対象外となる恐れがあります。
記事に内容は自己責任で行ってください。
万が一トラブルが発生しても、自己解決できるような知識を予め持っておいてください。
また当ブログはトラブルについての責任は負えません。
 

1)SSDとは
SSDとは「Solid State Drive」の略で、記憶装置にUSBメモリやMicroSD等に使われているフラッシュメモリを用いたものです。(基本的にはFlash SSDのことを指す)
SSDはフラッシュメモリを書き換えてたり読み込んだりしています。
ちなみに今まで主として使われていたHDD(Hard Disk Drive)は金属で出来た円盤状のディスクを高速回転させ、磁気で読み取り、書き込みをしています。

SSDはHDDと比べて
  • 読み書きが高速
  • 動作音が小さい(しない)
  • 衝撃に強い
  • 耐環境性が高い(動作温度の幅が広い)
  • HDDと比べて軽量である
  • 消費電力が少ない
等の利点があります。
そのため外出先等で衝撃のある環境でパソコンを使う場合SSDのほうが適しているのです。
また読み書きが高速なため起動等にもかなり差が出ます。

欠点としては、
  • 容量単価がHDDと比べて高い
  • 書き込み回数がHDDと比べて少ない
  • 劣化する場合がある(まだよくわかっていない)
  • 破損時にデータの救出が出来ない(普通に使ってれば壊れないだろうけど)
等の欠点があります。
しかし実際気になるのは値段だけですね。
他にも利点欠点はありますが、すごい重要ではないので省きます。



2)ノートパソコンでSSDに交換する上での注意
基本的に最近の持ち運び向けのノートパソコンは薄型に作られています。
そのためSSDのサイズの厚さもパソコンに応じて2種類あります。
  • 7mm厚(持ち運び用やSSD搭載パソコン等に用いられる)
  • 9.5mm厚(一般的なHDDノートパソコンに用いられる)
このように厚さの違いがあります。(基本はこの2つです)
9.5mm厚がデフォルトのノートパソコンの場合、7mm厚でも最悪スカスカになるだけで何か詰めたり、アダプタをかませばなんとかなりますが、逆は物理的に入らないのでその点を注意してください。
ちなみに今回SSDを換装したLet's Noteは7mm厚でした。

また、ほとんどのパソコンがSerial ATA(SATA)方式を採用しているはずですが、m-SATA(mini-SATA) を採用している機種も少なからずありますので、自分でSSDに交換する際は注意してください。
他にも色々ある場合があるので、対応する規格をよく調べてから買うことをおすすめします。

SSDの容量の目安ですが、最低でも80GB以上を推奨します。
ノートパソコンは基本的に第二ドライブを搭載できないため、換装した場合すべてのデータはSSDに保管されます。
ちなみにWindows7 64bitの場合インストール領域に大体30GB前後必要です。
そうなると64GBのSSDだと実質30GB弱くらいしか自由に利用できるスペースがないからです。
またこれに加えてHDDにもリカバリ領域を作るためこれにさらに20GBほど持って行かれます。(最悪領域を消してデータパーティションに結合すれば良いのですが。)
ですので、最低でも80GB以上、128GB位あればよいでしょう。



3)選んだSSD、換装したPC
今回買ったSSDはこちらです。
IMAG1372
Transcend TS256GSSD340 SSD256GB 7mm厚
のものです!
ちなみにコントローラーはJMicronのJMF667Hです。
JMicronは昔クソなプチフリコントローラーがあった
昔買った32GBのSSDのコントローラーがJMicronだったのですが、プチフリがひどくて買って5日目で窓から投げました。(激おこ)
それでJMicronは避けようと思っていたのですが、レビューを見ると比較的良かったですし、他の製品と比べて圧倒的に安いので購入しました。
これみなさんいくらだと思います!?
自作をやったことある方は驚く値段だと思いますが、な、なんと
12999円でした!
これはあきばお~零という秋葉原のお店で特価になっているところを見つけて即買してしまいました(笑)

そして、今回換装したノートパソコンですが
Let's Note NX1(パナソニック)
というものです。

スペックは省きますが、初期は500GBで7mm厚の東芝のHDDが入っていました。
IMAG1375
ちなみにNX1はSATA2.0(3Gbps MAX300MB/s)だそうです。(チップセット的にもったいない)


4)物理的な換装手順
このLet's Note NX1のSSD換装は比較的簡単で、バッテリーパックを取ると蓋があるのでそれを取るだけで簡単にHDDまでアクセスできます。
IMAG1373IMAG1376
ネジをとって、金属部分を左にずらすだけで簡単にアクセスできちゃいました。
HDDにはベロがついてるので、それをゆっくり引っ張ってSATAケーブルを慎重に取り外せば簡単にHDDを取ることができます。
そしてSSDにさしかえ、SSDに引っ張るときに使うベロをつけて逆の作業を行うだけでした。
詳しい物理的換装手順はこちらの方法を見ることをおすすめします。


5)SSD容量が実用量よりも少なく表示される件について。
前編後編で分けるのが申し訳ないので雑学、小ネタを紹介したいと思います。
「64GBなのに実際は58GBくらいしか使えない」などを思ったことは有りませんか?
スマホやHDD、SSDは購入時の実用量よりもOS上では少なく表示されることがあります。
これにはハードウェアとソフトウェアでの1kB(キロバイト)と1kiB(キビバイト)の2つがあるからです。
  • ハードウェア上(HDD)では1GB=1000バイト×1000バイト×1000バイト
  • ソフトウェア上(OSやアプリケーション)では1GiB=1024バイト×1024バイト×1024バイト
とされています。

世の中では時計も含めて10まで行くと次の位に繰り上がりする10進法を利用しています。
しかしパソコン(ソフトウェア)上では2まで行くと次の位に繰り上がるする2進法を利用しています。
これらは別々の方法ですが、ハードウェアでは10^3(1000)、ソフトウェアでは2^10(1024)という近い数字をOS上では同一視して利用しているのが現状です。
基本的にk(キロ 10の3乗)、M(メガ 10の6乗)、G(ギガ 10の9乗)という決まりがあるので、1kBと言われれば基本的には1000バイトのことを表します。(1024バイトは厳格に言うと1kiB)
1GB≒1GiB(大体おんなじくらい)でありますが、もちろん差があるということです。
しかしOS上ではkiB(キビバイト)、MiB(メビバイト)、GiB(ギビバイト)は基本的に使いません。(本来は正しくない)
これが差が出る原因なのです。

ということで計算しなおしてみましょう。
今回は256GBのSSDを買ったので、OS上で使える実用量を計算で出してみたいと思います。
256GB=256×1000^3バイト=256000000000バイトです。
これを1024で3回割ってあげます。
256000000000÷1024÷1024÷1024=238.41857…と出ました。
ということでOS上で利用できる容量は、大体238GB(GiB)となります。

スマホでも同じことが言えますね。
32GBのiPhone、AndroidスマートフォンがOS上で実際に使える容量を出してみましょう。
32GB=32×1000^3=32000000000バイトです。
これを同じように1024で3回割ってあげます。
32000000000÷1024÷1024÷1024=29.80232…
ということで、OS上で利用できる容量は大体30GB(GiB)弱となります。
これにノートパソコンの場合は15GB〜20GB程度のリカバリ領域があるため、更に全体容量が減ります。
とりあえず今日の記事はここまでです。


後編はこちらです。
【後編】購入したLet's NoteのHDDを換装し、SSD化した話。
今日はとりあえずSSDの物理的な換装についてまで、お話させていただきました。
SSDが気になっている方、SSD換装に興味がある方はサポート外ですが、これを機にSSD換装を検討してみてはどうでしょうか!
前編記事は以上です。