こんばんわ。
管理人のしょーやです。
昨日の記事の続きであるSSD化のお話の続きをしたいと思います。
【前編】購入したLet's note NX1のHDDを換装してSSD化してみた話。
前編では、
- SSDの概要
- 選ぶときの注意点
- 購入したSSD
- 物理換装
- 雑学
今日はSSDにOSをインストールする編です。
いつもは1記事にまとめるのですが、長くなると読みにくいという声があったので2つの記事に分けさせていただきます。
ちなみに記事で行う手順はメーカーの保証対象外となる恐れがあります。
記事に内容は自己責任で行ってください。
万が一トラブルが発生しても、自己解決できるような知識を予め持っておいてください。
また当ブログはトラブルについての責任は負えません。
6)OSの再インストール(Let's Noteに限らない全PC共通)
基本的にSSD化してもデータはHDDから移されていないので、OSはSSD内には存在しません。
SSD換装の際にSSDにOSをインストールする方法は2つあります。
- ソフトを使ってディスクのクローン化(HDDと内容物がそっくりなSSDを作る)
- リカバリディスクからSSDへOSをインストールする。
僕は今回リカバリディスクから行いましたが、前使っていたノートパソコンをSSD化するときにリカバリディスクから再インストールできなかったので、まずはリカバリディスクから、できなければクローン化の手順を使うことをおすすめします。
クローン化する際はHDDに一度リカバリディスクからOSを再インストールした直後の状態でクローン化したほうがゴミ(無駄なデータ)までクローン化されないためお勧めです。
■リカバリディスクからSSDへOSを再インストールする際の手順
用意するもの
- 外付けDVDドライブ(NXシリーズやウルトラブックには近年DVDドライブが省かれているため)
1.リカバリディスクを予め作成しておく(自分で作るものが最近は多い)
2.4)のようにSSDを物理的換装をする。
3.外付けDVDドライブを接続して、BIOSの設定で起動(boot)の優先順位をUSB光学ドライブにする
これは機種によってBIOSに入れるボタンが違いますが、Let’s Noteの場合は電源ボタンを押した直後にF2キーを連打でした。
Deleteキーのパソコンも多いと思います。
BIOSに入って起動順位をいじってもダメな場合は、USB光学(DVD)ドライブ以外をすべて無効(Disable)にしてUSB光学ドライブ以外を起動しないように設定してください。
4.外付けDVDドライブにリカバリディスク1を入れる
外付けDVDドライブを接続してBIOSに入ればトレイを開けることができると思います。
どうしてもスロットボタンで開かない場合は、クリップなどをDVDドライブの穴に突っ込んで強制的にトレイを開けてリカバリディスク1を挿入しましょう。
5.このままWindowsインストール画面に移動する。
リカバリディスク1を入れた状態で起動すれば自動的にリカバリメニューが出ると思いますので、画面に従ってOSのインストールを行ってください。
DVDの場合リカバリディスクが複数枚あるはずなので、リカバリディスクを入れ替える手順も画面に従ってください。
6.Windowsを起動して終了
これで終わりです。
簡単にできますよね。
■クローンソフトを使ってクローン化する方法。
用意するもの
- HDDケース(SSDを入れる 最悪なくてもおk)
- USB-SATAケーブル
HDDケースとUSB-SATAケーブルがあれば換装したあとに余ったHDDを外付けHDDとして利用も可能です。
しかし僕はSSDがクラッシュした時に備えて、一応そのままのデータの状態で保管しています。
1.クローン化できるソフトをピックアップしておく
基本的にフリーソフトで便利なのは、
EASEUS Todo Backupですね。
今回買ったSSD340シリーズにはTranscendのツールをダウンロードすることでディスククローン出来ますのでTranscend製の方はそちらを使うのもよいでしょう。
SSD Scope(Transcend)
2.現在使っているHDDにクローンソフトをインストールする。
上記のどちらかのソフトをHDD内にダウンロード・インストールしてください。
3.SSDをHDDケースに入れ、USB-SATAケーブルで接続する。
基本的にノートパソコンではこの2つの物が必要となってきます。
自宅に自作したデスクトップパソコンがある方は、ノートパソコンのHDDを取り出して、デスクトップパソコンにノートパソコンのHDDと換装予定のSSD両方をさしてクローン化すれば上記の2つの物は必要無くなります。
OS起動時にノートパソコンにSSDを接続してくださいね。
4.いざクローン化!
SSDをパソコンに接続したらクローンソフトを起動しましょう。
このようにクローンを押してディスククローンを選択したあと、クローン元がHDDで、クローン先がSSDかを確認して下さい。(絶対に逆にならないように注意してください)
判別は容量を見ればわかると思います。
このあとパーティーションを決めてOKボタンを押せばクローン化を自動的にしてくれます。
この説明では足りないと思うので、詳しく調べることをおすすめします。
SSD Scopeでもほぼ同様の手順です。
System Cloneボタンを押して、指示に従っていけばこちらでもクローン化が可能です。
5.物理的換装!
基本的にクローン化の場合はクローン化した後にSSDへ物理的換装を行います。
機種によりますが、NX1は前編の記事を見ていただければわかると思います。
もちろんHDDとファイル配置が全く同じになっているSSDなので、差し替えるだけで起動します。
これで今までと同環境でSSD化が可能となります。
個人的にはゴミがSSDに移行されないように、リカバリした直後のHDDをクローン化することをおすすめします。
7)起動速度
今回換装したLet's note NX1は残念ながらSATA2.0までなので、300MB/sしか出ません。
しかし再起動はかなり爆速でした!
このように再起動が終わるまでは31秒しかかかりません。
起動時の速度を測ってみましたが、ボタンを押してからデスクトップ画面が出てカーソルの準備中表示が消え起動サウンドが鳴るまで18秒でした!
これは速い!
HDDにはもう戻れませんね。
ちなみにLet's noteのツールで、BIOS画面の表示、起動アニメーションを無効にしているためこのように速いのです。
8)ベンチマークの結果
今回利用したのはCrystalDiskMarkとWindows7のWindows Experience Index(WEI)の結果です。
■CrystalDiskMark
- 左(上):Let's note NX1(SATA2.0)
- 右(下):AMD SB850 AHCIモード(SATA3.0)
やっぱりSATA2.0でのもったいない感がありますよね。
しかし値段からしてはGood!な速度だと思います。
■Windows Experience Index(WEI)
こちらは7.8のスコアでした。
7.9ではあれば最高値なんですけど、0.1届きませんでした。
やっぱりSATA2.0の限界を感じましたね。
ちょっと悔しいや(笑)
9)まとめ
やはりSSD換装により起動の速度がかなり速くなりましたね。
HDDでは起動直後は処理があるので、2分ほど放置しないとChrome等を起動できないんですが、SSDだと起動直後でもすぐにChromeが開くのでやっぱり良いですね。
あと動作音もHDDのシーク音がなくなったため静かですし、バッテリーの持ちも少々良くなった気がします。
SSDやっぱり一度手を出しちゃうとやめられないですね(笑)
みなさんもお金に余裕があれば自分のパソコンの起動速度を爆速にしてみてはどうでしょうか。
SSD換装も手順がわかれば基本的にはどのパソコンでもやることは一緒です。
慣れれば知り合いの方のも換装してあげて、SSDを体験させましょう(笑)
あとLet's noteの機能で、画面分割ユーティリティと電源OFF時でもUSB電源供給が出来るのがとても便利だと感じました。
やはり、Let's noteさすがですね!
記事は以上です。
コメント
コメント一覧 (1)
管理人様
お世話になっております。EaseUS Softwareです。
突然のコメント、失礼致しました。
御サイトで弊社の製品をご紹介頂きまして感謝しています。
この記事を拝読した後、ちょっとお願いしたいことがございますが、宜しいでしょうか?
より詳しい内容をお読みになりたいユーザーのために、記事中にEaseUS Todo Backupの日本語公式ページをご追加頂けば助かります。
http://jp.easeus.com/backup-software/free.html
お忙しい中ご無理申し上げまして大変恐縮ございますが、ご検討頂けば幸いに存じます。
ちなみに、このEaseUS Todo Backupはもう9.2にアップデートしました。お時間のある時に、上記のページにてご覧頂けばと思います。
どうぞよろしくお願い致します。