こんばんわ管理人のしょーやです。
本日行われた通期決算において、2014年度内にLTE-Advancedを開始すると発表しました。
本日行われた通期決算において、2014年度内にLTE-Advancedを開始すると発表しました。
■キャリアアグリゲーション(CA)で下り最大225Mbpsへ
キャリアアグリゲーションとは複数の帯域を束ね同時利用することで、速度を向上させるというLTE-Advancedの一つです。
下り最大225Mbpsということで、計30MHzの帯域幅が必要となります。
ドコモは現在5つの周波数帯を持っており、4つの周波数帯ですでにLTEサービスを提供しています。
700MHz帯に関しては、KDDI、イー・アクセスにも同様に割り振られております。
現在は4つの帯域でLTEサービスを提供しています。
キャリアアグリゲーションは上記のLTEでの帯域幅から計30MHz幅を利用するということになります。
ですので2つ以上の周波数帯から(現状では3つ以上の帯域でのCAは実用なし)、帯域幅?MHz幅利用し、計30MHz幅となれば下り最大225Mbpsのキャリアアグリゲーションを構築することが出来ます。
KDDIは夏頃からCAサービスを開始予定ですので、CAに利用する帯域はすでに発表しておりますがドコモは年内予定ですのでまだ未定ということだそうです。
詳細は後日発表するとしています。
表では3つの帯域をミックスさせるように書いてありますが、規格はあるものの実用化はまだ先のようです。
ですので、ドコモも2つの帯域を利用したCAを行うでしょう。
■KDDIとの対立
KDDIはCAに関して計20MHz幅で下り最大150Mbpsと発表しておりますが、ドコモは速度帯域幅ともに1.5倍の30MHz幅で下り最大225MbpsでCAすると発表しています。
また加藤社長は、
「KDDIは現状LTE端末で使われている周波数帯(2GHz帯と800MHz帯)を組み合わせて150Mbpsのサービスを実現するため既存ユーザーの影響などから実際は速い速度を享受できる人は少ないんじゃないか」
と発言しています。
ドコモはすでに下り最大150Mbpsを東名阪のみですが、1800MHz帯(1.7GHz帯)で連続した20MHz幅を用いて実現しています。(KDDIも2GHz帯で下り最大150Mbpsをごく一部エリアで行っている)
また加藤社長は、
「ドコモの1.7GHz帯を使った下り最大150Mbpsのサービスは新規の帯域であり、既存帯域をLTE化したKDDIのキャリアアグリゲーションよりも高速になるのではないか」
と対抗意識を示しています。
ドコモは150Mbpsではなくより高速な225MbpsでCAサービスを開始したいようです。
ドコモは下り最大100Mbps以上の高速化エリアは2013年度末では3500局しかありませんでしたが、2014年度末には40000局に大幅に拡充したいとしています。(おそらく1500MHz帯のB21がメイン)
KDDIもCAを含む下り最大150Mbpsエリアを2014年度末には20000局にすると発表しています。
■まとめ
ドコモはKDDIよりも高速な下り最大225Mbpsでキャリアアグリゲーションをすると発表しましたがエリアカバー率に関してはKDDIよりも劣っていますし、CAするにはCAで利用している帯域が全てエリア内である必要があります。
KDDIも2.1GHz帯のエリアはauの800MHz帯ほど広くないため、実質的にCAを利用できるエリアは現時点ではauiPhone5でLTE通信できるエリアとなるでしょう。
auで現状112.5Mbps以上のエリアはiPhone5でLTE通信できる一部エリアとなっています。
ドコモは夏からLTE網を用いた音声通話サービスVoLTEを、KDDIはLTE-AdvancedのCAを開始する予定ですが、SoftBankからは何もアナウンスがありません。
SoftBankの新サービスの遅れが顕著に現れているのではないかと思います。
CAのために3キャリアとも複数帯域でエリアをカバーして快適にCAを利用できる環境を整えてほしいと思います。
記事は以上です。
Source:IT Pro by 日経コンピュータさん
キャリアアグリゲーションとは複数の帯域を束ね同時利用することで、速度を向上させるというLTE-Advancedの一つです。
下り最大225Mbpsということで、計30MHzの帯域幅が必要となります。
ドコモは現在5つの周波数帯を持っており、4つの周波数帯ですでにLTEサービスを提供しています。
- 2100MHz帯(Band1)
- 1800MHz帯(Band3)
- 1500MHz帯(Band21)
- 800MHz帯(Band19)
- △700MHz帯(Band28)
700MHz帯に関しては、KDDI、イー・アクセスにも同様に割り振られております。
現在は4つの帯域でLTEサービスを提供しています。
キャリアアグリゲーションは上記のLTEでの帯域幅から計30MHz幅を利用するということになります。
ですので2つ以上の周波数帯から(現状では3つ以上の帯域でのCAは実用なし)、帯域幅?MHz幅利用し、計30MHz幅となれば下り最大225Mbpsのキャリアアグリゲーションを構築することが出来ます。
KDDIは夏頃からCAサービスを開始予定ですので、CAに利用する帯域はすでに発表しておりますがドコモは年内予定ですのでまだ未定ということだそうです。
詳細は後日発表するとしています。
表では3つの帯域をミックスさせるように書いてありますが、規格はあるものの実用化はまだ先のようです。
ですので、ドコモも2つの帯域を利用したCAを行うでしょう。
■KDDIとの対立
KDDIはCAに関して計20MHz幅で下り最大150Mbpsと発表しておりますが、ドコモは速度帯域幅ともに1.5倍の30MHz幅で下り最大225MbpsでCAすると発表しています。
また加藤社長は、
「KDDIは現状LTE端末で使われている周波数帯(2GHz帯と800MHz帯)を組み合わせて150Mbpsのサービスを実現するため既存ユーザーの影響などから実際は速い速度を享受できる人は少ないんじゃないか」
と発言しています。
ドコモはすでに下り最大150Mbpsを東名阪のみですが、1800MHz帯(1.7GHz帯)で連続した20MHz幅を用いて実現しています。(KDDIも2GHz帯で下り最大150Mbpsをごく一部エリアで行っている)
また加藤社長は、
「ドコモの1.7GHz帯を使った下り最大150Mbpsのサービスは新規の帯域であり、既存帯域をLTE化したKDDIのキャリアアグリゲーションよりも高速になるのではないか」
と対抗意識を示しています。
ドコモは150Mbpsではなくより高速な225MbpsでCAサービスを開始したいようです。
ドコモは下り最大100Mbps以上の高速化エリアは2013年度末では3500局しかありませんでしたが、2014年度末には40000局に大幅に拡充したいとしています。(おそらく1500MHz帯のB21がメイン)
KDDIもCAを含む下り最大150Mbpsエリアを2014年度末には20000局にすると発表しています。
■まとめ
ドコモはKDDIよりも高速な下り最大225Mbpsでキャリアアグリゲーションをすると発表しましたがエリアカバー率に関してはKDDIよりも劣っていますし、CAするにはCAで利用している帯域が全てエリア内である必要があります。
KDDIも2.1GHz帯のエリアはauの800MHz帯ほど広くないため、実質的にCAを利用できるエリアは現時点ではauiPhone5でLTE通信できるエリアとなるでしょう。
auで現状112.5Mbps以上のエリアはiPhone5でLTE通信できる一部エリアとなっています。
ドコモは夏からLTE網を用いた音声通話サービスVoLTEを、KDDIはLTE-AdvancedのCAを開始する予定ですが、SoftBankからは何もアナウンスがありません。
SoftBankの新サービスの遅れが顕著に現れているのではないかと思います。
CAのために3キャリアとも複数帯域でエリアをカバーして快適にCAを利用できる環境を整えてほしいと思います。
記事は以上です。
Source:IT Pro by 日経コンピュータさん
コメント
コメント一覧 (2)
さてauといい、ドコモといい、真の4G技術のキャリアアグリゲーションを次々に発表されておりますが、帯域制限が存在する以上、無闇にデータ通信速度を上げても、意味が無いかな?と思います。
私の住む宇都宮も、xiのバンド21のエリア圏内になったので、下り40Mbps台と、ようやく快適になったので・・・。
ただし、相変わらず穴だらけのエリアでもありますけど。(苦笑)
前々から思っていたのですが、これらの技術はあくまでベストエフォート値ですから、いい加減、理論値より実測値で公表した方が現実的かもしれません。
ほんとに帯域制限かけてたら、速度いくら速くしても意味無いですよね。
10GBくらいに緩和して欲しいところです。
B21は徐々にエリアを広げてるっぽいですね。
しかしB3のエリア拡大は全然ダメです。
うちも23区なのですが圏外です()
実測値って言っても基地局からの距離とか屋内屋外で速度大きく変化しますからね。
実測値も環境によって変化しますし、理論値もほぼ出ない速度ですし、はっきりさせるのは難しいと思います。