こんばんわ管理人のしょーやです。
総務省は今秋に、携帯電話各社のスマートフォンの通信速度について、共通の基準で実測実験を行うと発表しました。 
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消費者からは、各社の通信速度の広告よりも遅い、わかりにくいといった苦情が多くあるということで、統一した基準を作るのが狙いの模様です。

実測方法は全国で15都市程度の計約1500箇所で、総務省が送信したデータを受診する速度を測定します。
その結果を5回出して、オフィス街、住宅地と言った地域の特性に応じた測定場所を選び、どの時間帯で測定すればよいかなどを検証するようです。
統一基準で通信速度を測るソフトも開発検討中予定とのことです。


しかし、個人的にはこのスマホ実測実験はそんなに意味ないんじゃないかと思います。
スマホの通信速度の要因として
  • 基地局からの距離
  • 基地局との間の障害物
  • 人口密度
  • 時間帯
  • 機種 
  • バンド(周波数帯)
などのさまざまな要因があります。 

1.基地局からの距離、および障害物
まず基地局からの距離、障害物ですがもちろん基地局に近く、障害物がない方が速度は良好です。
場所によっては10m移動しただけで速度が半分以下になったりする場所もあります。
家の中とベランダでも速度が大きく変動することも少なく無いですからね。

2.人口密度、時間帯
人口密度ですが、人口密度が高ければ高いほど相対的に利用者数が増えるため帯域を分けあって利用しているベストエフォート方式では速度が著しく低下します。 
そのため田舎と都会ではかなり速度結果に差が出るのではないかと思います。
また時間帯も大きく関係しており、利用者が少なく夜中等のほうが速度は良好です。
千代田区などはドーナツ化現象の代名詞的地区なので昼夜の速度差が凄まじいのではないかと思います。

3.機種、周波数帯(バンド)
機種によって受信感度は異なりますし、機種によっては対応していないバンドもあります。
同じ場所でも機種によっては接続してる周波数帯が変われば速度に大きな変化が生まれます。

上記のことからスマホの実測実験というものは意味ないかと思います。
総務省が測定する場所がキャリア側にもしも漏れていた場合は、その測定場所の整備を測定日まで強化しておけば良い数字を叩き出せるということもあるかもしれませんしね。(あまり信じたくないですが)
これなら今までどおり理論値という理論上の最大値(ほぼ絶対でない数値)を表示させたほうがいいのではないかなって思います。
また総務省が実測実験結果をどのように公開するかわかりませんが、「24Mbps」等の表示だと一般の方はどのくらい速いのか理解できる方はそんなに多くないかなって思います。

ちょっと管理人の意見が多くなってしまった記事となりましたね。
みなさんは今回の実測実験の実施どう思いますでしょうか?
良かったらコメント欄にコメントの方をお願いします。

記事は以上です。
Source:読売新聞