こんばんわ管理人のしょーやです。
auは2.1GHz帯のLTEの実人口カバー率が85%に達成したと昨日発表がありました。
本日はいろいろな観点から詳しく説明したいと思います。

 
■2.1GHz帯ってなんなの?
auと言えば800MHz帯(プラチナバンド)のLTEが有名で先日実人口カバー率が99%に達成したというアナウンスが有りましたが、2.1GHz帯のLTEは別に帯域で展開されているLTEです。
2.1GHz帯のLTEは2013年夏モデル以降および、iPhone5以降のau端末で利用できるLTEです。
800MHz帯と比べると障害物に弱く、電波もあまり飛びません。
また夏から始まるLTE-Advancedのキャリアアグリゲーションにも大きく関わってくる周波数帯となっています。
ちなみに800MHz帯はBand18、2.1GHz帯はBand1となります。


■2.1GHz帯のLTEのエリアカバー率の推移は?
2.1GHz帯の実人口カバー率の推移は下記のようになっています。
1GHz
1年で約12%も向上し、800MHz帯のLTEに少しずつエリアカバー率が近づいています。
2015年3月末には90%超程度になると予想されています。
2.1GHz帯のエリアカバー率はCAでかなり大事となってきます。

■LTE-Advancedのキャリアアグリゲーション(CA) 
auは夏からCAを始まると言っております。
CA
今までは同時に利用できる電波は2.1GHz帯と800MHz帯どちらか一つでしたが、CAが始まれば2つ同時に利用して速度も2倍というふうになります。
同時利用して利用するというCAを利用するためには、2.1GHz帯、800MHz帯両方共エリア内にある必要があります。
800MHz帯はすでに十分なところまでエリアカバーされていますが、問題は2.1GHz帯となるのです。
2.1GHz帯はCAに欠かせない大事な帯域であり、エリアカバー率を上げていく必要があるわけです。
またiPhone5はこの2.1GHz帯しか利用できないので、LTEを利用するためにはエリアの広がりを待つしかありません。
逆に言えばiPhone5でLTEエリア内の場所はいずれCA利用が可能なエリアということになります。
もちろん基地局の設定や環境によって異なりますので、詳しいことは言えませんけどね。

■CAすれば150Mbpsだが、エリアは?
150Mbps基地局
150Mbps対応の基地局はCA可能な局と、2.1GHz帯オンリーで150Mbpsが可能なエリアとなります。
現在は5000局にも達していませんが、2015年3月には20000局を目指す模様です。
1年後には大幅にCA利用可能なエリアが増えているかもしれませんね。

■WiMAX2+は?
夏モデルではスマホ5機種、タブレット1機種でWiMAX2+対応となっていますが、こちらは残念なことにWiMAX2+も7GB制限の対象内となっているので注意が必要です。
その代わり利用料金はかかりません。
また現在WiMAX2+を利用できる端末はHWD14のみとなっていますので、比較的帯域が空いているため速度はかなり出ると予想されます。
また端末の表示はLTE表示ではなくWiMAX2+およびLTEの場合、4Gとなるのでどちらに接続しているかは確認することが出来ない模様です。
WiMAX2+のエリアに関してですが、東名阪の主要都市ではすでに利用可能となっているようです。
今後基地局を20000局まで増やすことでさらなるエリア拡大を目指すようです。

■まとめ
auは2.1GHz帯もエリア拡充を行っていることがわかりますね。
しかし2.1GHz帯に関してはドコモやSoftBankなどと比較するとエリアカバー率が低いのでエリア拡大を頑張ってほしいと思います。
WiMAX2+の7GB制限の範囲内なのはとても残念です。
CAやWiMAX2+が快適に利用できるように頑張ってほしいと思います。
記事は以上です。 
Source:Ustream(au)