こんばんわ。何ヶ月ぶりに記事書くんだろうっていうくらい記事を書いてない管理人のしょーやです。
本日は株式会社ワコムの新製品発表会に参加してきたお話をしたいと思います。 



 
今回は株式会社ワコムさん直々に発表会に参加しないかと誘われ、参加した形となります。
まずはワコムという会社がどういう会社なのか、どういう製品を開発しているのかを紹介したいと思います。



1)ワコムとは
ワコムはパソコンに接続し、イラストを書いたりするペンタブレットを主の製品として製造と販売を行っており、ペンタブレット業界では日本国内で85.7%を占めるNo.1企業となっています。
またタブレット関係製品の多数の特許を保有しており、独自技術などを多く持っているまさにペンタブレットに精通している会社となります。
社名の由来は「ワールド」と「コンピューター」となっており、和に通じ、コンピューターと人間の「和」を目指すという意味があるそうです。


2)本日発表された製品スタイラスペンとは
本日発表会で発表された製品はスタイラスペンという名前ですが、どういう製品なのか分かっていない方も多いと思いますので、紹介させていただきます。

スタイラスペンはニンテンドーDSなどで使う先の尖った棒状の筆記具でありインクを使わずに画面等に押し当てたりなぞったりして文字を書く製品です。
今回の製品はスマホやタブレットなどで使うスタイラスペンとなります。

製品化としては、スマホタブレットなどの使用の増加に伴うものであり、サムスンのGALAXY Noteなどにもワコムのペンが採用されています。
スマホでのペンの利用の幅広げていき、ただタッチ操作だけではなく細かい作業などもできるようにとのことだそうです。ペンは世の中をクリエイティブ することが出来、ペンがインターフェースの中心になるとおっしゃっていました。
インク、紙、ペン
新しいことを発想しても忘れてしまうので、人類は可視化である紙に残してています。。 
上記のことをデジタルでやろうと考えており、製品化そして改善に生かしています。


3)今回発表された4つのスタイラスペン
4機種の詳細についてはこちら
  • Bamboo Stylus fineline
    CS600C_Fineline_Family_ElevAngle_RGB_RCS600C_Family_Fan2_TipDetail_RGB_R
    CS600CK_USB_Connector_RGB_R

    上記のように多くの種類があり、基本的にiPadでのメモ用として向いているスタイラスペンとなっています。
    書き味は書きやすく、ノートやメモをとる時に便利なスタイラスペンです。
    また充電式であり、ペンの後ろからMicroUSBで充電するタイプとなります。
    iPadは静電容量式というタッチパネルのため、ペン先から擬似的に微弱な静電信号を放出し誤差などをなくしています。
    革新的な極細のペン先で、メモ書き、落書きなど細かいニュアンスを正確に表現できるように設計されています。
    ワコムストア価格:6480円(税抜)
    発売予定日:2014年9月12日
    となっています。


  • Intuos Creative Stylus 2
    CS600P_Stylus_wCase_RGB_R
    CS600P_Tip_Detail_1_RGB_R
    CS600P_USB_Connector_RGB_RP1010845P1010849
    こちらはスケッチやイラスト等を書くとき用に設計されたスタイラスペンです。
    iPadを最高のキャンバスにするというコンセプトで設計されており、finelineと違う点として、筆圧2048レベルまで対応しているので、筆圧による太さや濃さなど細かい表現が可能となっています。
    iPadでイラストを書いたりするときに重宝するペンとなっています。
    また前モデルが乾電池(単5)で使いにくく、重心がブレるとの声があったため、今回はUSB充電式に変更されています。
    ワコムストア価格:8480円(税抜き)
    発売予定日:2014年10月3日
    となっています。



  • Bamboo Stylus solo
  • Bamboo Stylus duo
    CS160_Family_Fan_Detail_RGB_R
    CS160K_Details_TipDetail_R
    CS170_Family_Horizontal_R

    こちらはスマホやタブレットなどでも利用できる一般的なスタイラスペンとなります。
    なめらかな書き味で、新素材の導電性繊維を採用しているため最高の書き心地を実現できており、アルミニウム製で軽く持ちやすい重心設計、トレンディカラーを取り入れた6色のカラーバリエーションを備えております。
    soloとduoの違いとしては、ボールペンが付いているか付いていないかの違いです。
    Bamboo Stylus soloはワコムストア価格1980円(税抜)、duoは2980円(税抜)となっています。
    どちらも発売日は2014年9月12日となっています。
    4機種の詳細についてはこちら



4)アプリの対応について。
基本的にはワコムが提供するノートアプリBamboo Paperが無料で利用可能となっています。
まずはfinelineで使えるノートアプリを紹介します。
上記の5つとも9月5日より提供予定となっています。

次にIntuos Creative Stylus 2で利用できるクリエイティブアプリを紹介します。
上記の5つともIntuos Creative Stylus 2の発売に合わせて10月までに提供予定となるようです。
 


5)購入特典、新製品体験会
購入特典として、
finelineパック(鉛筆、ライターノート、メーカーノート 200円相当)
Creativeパック(クレヨン、ブラシ、水彩ブラシ、フェルトペン、アートノート 400円相当)
がプレゼントとなります。

また4つの製品を一度に体験できるイベントを開催する予定となっています。
  • 9月12日(金) 17:00~21:00 渋谷 factory
  • 9月13日(土) 11:00~21:00 渋谷 FebCafe
  • 9月18日(木) 17:00~21:00 銀座 the SNACK
  • 10月4日(土) 11:00~21:00 渋谷 FebCafe
で体験することが可能です。



6)質疑応答
1.フリーランス斉藤さん
Q.他社の製品もあるが、新製品の優位点などは?

A.もともとペンのメーカーなので、アドビ、アドネットなどの商品も評価済みで
上位商品については、ペンIDというものを組み込んでいて、すべてのペンにIDを利用して何かをしていきたい。
技術的な優位点はWILLというのを頑張っていく。ペンIDやインク、アプリなどの提供もしているので、当社のペン使っていただければ総合的にメリットが有るんじゃないかと思います。
トータルでのエクスペリエンス、
FinelineとIntous Creativeはペンの太さが違う。
メモをする方と絵を描く方、オフセット(誤差)その部分をSDKの中に誤差がでないようにアプリにプログラミングしていく。トータル的にみて連携が強い。我々の最大のライバルは鉛筆であり、それを越えていくように頑張っている。

2.フリーランス林さん
Q.書き味の違うペン先の用意予定は?サムスンのペンはリプレス、アフターマーケット向けに 出すのか?SDKはいつ出す?契約数は?

A.GALAXY NoteはEMRという電磁誘導という技術を使っている。
iPadはタッチパネル上での利用を考えて作っている。

SDKはウェブサイトからダウンロードできるようにしている。クラウドサービスは準備中で下期にご案内できるかと思います。(テストサイト準備中)
アフターマーケットはすでにペンを提供している。バンブースタイルフィール
Vivoタブやサムスンなど
芯を含めて提供していく予定はある。

Q.静電容量のスタイラスを細いペン先の技術は独自の技術なのか、外部の技術なのか?

A.擬似的に静電信号をペンから送っていくようになる。(5mmピッチくらい)
微弱な信号を増幅させて、座標精度を高くさせている。
Intuosは2048の筆圧に対応。ペンの方で検知して、アプリの方にSDKを返している。
すべてワコムの独自技術。

3.専門学校生成澤さん
Q.他のデバイスはどうなるのか?Winなど
A.計画中である。組み合わせの部分がばらつきがあるため、書くことに介してはベストなものを提供する。(ただ動けばいいというわけではない。)

Q.端に行くとズレる
A.ペンとセンサーとの関係とVivoTabさんのデザイン画面に対しての幅ASUSさんと調整している。
どうしても端に行くとズレがある。修正する予定。改善するところはかなり多いということを認識している。
暖かく見守ってください。



7)最後に
僕も発表会で体験しましたが、かなり感動モノでした!
今までスタイラスペンなんてどうせ使いにくい。
指で操作したほうが楽と思っていた常識が一気に覆ってしまうほどでした。 
Intuos Creative Stylus 2は筆圧による書き味が面白く癖になりました。
会場で実際に絵を書いていた方も居ましたが、「今までとは全然違う。 紙に近い絵がiPad上で表現できる」と絶賛しているくらいでした。

Bamboo Stylus finelineはメモ書きに最適で、誤差も少なく書き味もとても滑らかで、大学でiPadでノート取っちゃおうかなって思えるくらいでした。

Bamboo Stylus soloとduoは他社製品と似ている部分が多いスタイラスペンですが、書き味がとてもよく滑らかで、重心設計がしっかりしているため持ちやすく傾かないようになっています。
スタイラスペン惚れちゃいました。
発表会に参加した際にBamboo Stylus finelineとBamboo Stylus duoを頂いたので、次回にこの2製品レビューしたいと思います。
P1010852

また本日ご一緒に参加させていただいたGadget drawerのくしいさんが詳細に発表会内容について書いていらっしゃいますので、是非こちらの方もご覧ください。

スタイラスペンの進化を見た! ワコム新製品発表会に参加してきました(Gadget drawer)

最後にこのような発表会に招いていただいたワコムさん本当にありがとうございました。
記事は以上です。
Source:ワコム