こんにちは。徹夜してたfoxです。

Googleが最新の「Android 5.0 Lollipop」と、スマートフォン「Nexus 6」、タブレット「Nexus 9」を発表しました。

「Android L」として先行してDeveloper Previewが公開されていましたが、正式に「Android 5.0 Lollipop」としてリリースされ、同時に最新のNexus端末である「Nexus 6」「Nexus 9」も発表されました。




MOTOROLA Google Nexus 6

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・OS・・・Android 5.0 Lollipop
・SoC・・・Qualcomm Snapdragon 805 APQ8084
・内蔵CPU/GPU・・・Krait 450 2.7GHzクアッド / GPU Adreno 420
・RAM・・・3GB
・バッテリー・・・3220mAh、Qi(無接点充電)対応
・ディスプレイ・・・5.96インチ Quad HD(2560x1449)
・ディスプレイタイプ・・・AMOLED(有機EL)
・リアカメラ・・・13MP(Sony IMX214)、光学手ブレ補正(OIS)搭載、F2.0レンズ、4k動画撮影
・フロントカメラ・・・2MP 
・ストレージ・・・32/64GB
・Wi-Fi・・・IEEE802.11a/b/g/n/ac
・Bluetooth・・・4.0 LE
・モバイル・・・2G GSM/3G UMTS/3G CDMA2000/4G LTE(CDMA2000はおそらく米国向けのみ)
・LTEバンド・・・1/3/5/7/8/9/20/28/41(キャリアアグリゲーションはCA_3-5、3-8に対応)
・カラー・・・ミッドナイトブルー、クラウドホワイト
・その他・・・防水対応、nano SIM
・価格・・・32GB $649、64GB $699(米国)
(記載のLTEバンドは日本で発売される見込みのグローバルモデルのものです)


Nexus初のファブレットクラスとなるスマートフォンです。また初のMOTOROLA Mobility製のNexusでもありますね。

Snapdragon 805に3GB RAM、Quad HD解像度スクリーンと、最近のハイエンドスマートフォンのトレンドは全て抑えていますね。

デザインはMOTOROLA Moto X 2ndに似ています。とは言えNexusなのでMoto XにあるMoto Voice(Touchless Control)は搭載されていません。

また、Nexus初の防水に対応なところがかなり嬉しいポイントですね。

カメラについてはLG Nexus 5に続き光学手ブレ補正が搭載され、解像度が13MPにパワーアップしています。しかもレンズの開放値はF2.0で、4k動画撮影にも対応し、かなり強化されていますね

個人的に「おっ!!」と思ったのは、初代Nexus One以来の有機ELをディスプレイに採用したところですね。Moto Xでも採用され、Verizon Wirelessから発売される見込みのMOTOROLA Droid Turboでもおそらく有機ELを採用するでしょうから合わせたのでしょうか。
有機ELであれば必要な部分のみを点灯し、不要な部分を消灯することで高いコントラスト比を得られますね。

また、価格は先代のNexus 5と比べてより高価格帯に収まっています。昨今の同クラスのハイエンドモデルより少し安い程度です。Nexus 6に安さを求めていた層にとっては残念なニュースとなりそうです。(まあこの仕様なんだから当たり前だっての...)

なおNexus 6は11月に発売されます。



HTC Google Nexus 9

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・OS・・・Android 5.0 Lollipop
・SoC・・・NVIDIA Tegra K1
・内蔵CPU/GPU・・・Denver 2.5GHz デュアル(NVIDIA独自の64bit ARM CPU) / Kepler
・RAM・・・2GB
・バッテリー 6700mAh
・ディスプレイ・・・8.9インチ、解像度2048x1536
・ディスプレイタイプ・・・IPS液晶
・リアカメラ・・・8MP
・フロントカメラ・・・1.6MP 
・ストレージ・・・16/32GB
・WI-Fi・・・IEEE802 11a/b/g/n/ac
・Bluetooth・・・4.1 LE
・モバイル・・・2G GSM/3G UMTS/3G CDMA/4G LTE(セルラーモデルのみ)
・カラー・・・ルナホワイト、サンド、インディゴブラック
・その他・・・HTC BoomSound(フロントデュアルスピーカー)
・価格・・・Wi-Fi 16GB $399、Wi-Fi 32GB $479、Wi-Fi/セルラー 32GB $599(米国)

Nexus 9は、初のNexusスマートフォンである「Nexus One」以来のHTCからのリリースとなりました。とは言えHTC Senseも搭載せず、デザインもNexus 5、Nexus 6に合わせたもので、HTCらしさは感じられません。

Android 5.0では64bit CPUを公式にサポートしたということで、64bitの独自ARM CPUであるDenverを内蔵したTegra K1を採用しています。

GPUもかなり強力なKevlarで、リッチなゲームコンテンツなどでのパフォーマンスが期待できます。

また、サンドという黄色というか黄土色というカラーはNexusでは初ですね。

なお、Wi-Fiモデルと2G/3G/4Gに対応するセルラーモデルの2種類がラインナップされます。 こちらも11月に発売されます。




Android 5.0 Lollipop

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・新しいGUI「Material Design」と新しいアニメーション
・新しい仮想マシン「ART」で高速化
・64bitのARM、x86、MIPSのCPUをサポート
・音楽、写真、アプリでの作業、最近の検索などをAndroidデバイス間で即座に引き継ぐ連携機能
・優先した人からのメッセージやアプリからのみ通知を受け取る「Priority Mode(優先モード)」を採用し、このモードは時間単位でも使える模様
・ロックスクリーンから即座にメッセージを返信
・バッテリーライフを90分延ばすというバッテリーセーバー(Project Volta)
・満充電までの残り時間、及び次のチャージまでに使用可能な残り時間の表示
・スマートフォン、タブレットの両方にマルチユーザー機能
・新しい言語の追加


Android 4.0 ICS以来の大規模アップグレードとなりそうです。これまでAndroidアプリを実行してきた仮想マシン「Dalvik」を「ART」に置き換えて高速化を図り、以前はProject Voltaと呼ばれていたバッテリーセーバー機能でバッテリーライフを向上し、全体的にユーザーエクスペリエンスを高めようというGoogleの意図が見えますね。

また、Snapdragon 810、Exynos 5433やAtomといった64bit CPUを搭載するSoCにも対応します。

個人的には、選択した人物や通知のみを優先する「Priority Mode」なんかは便利なんじゃないかと思います。最近はSNSやメール、着信と数多くの通知がありますからね。どれが自分にとって重要か選択することが出来れば、一日中うるさく重要でもない通知をひたすら受け取ることを避けられそうです。

Android 5.0は、Nexus 6、Nexus 9に初期搭載されます。
Nexus 7 2012/2013、Nexus 10、Nexus 4、Nexus 5及びGoogle Play EditionのZ Ultra、GALAXY S4、HTC One、G Pad 8.3には、今後数週間以内にAndroid 5.0アップグレードが提供される模様です。

(Source: Google NexusGoogle AndroidMOTOROLA Mobility)