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こんにちわ。foxです。

前回に引き続き、今回はGALAXY Note 4の中身の紹介をしたいと思います。



 
1)UI(ユーザーインターフェース)

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概ねGALAXY S5のものをベースにしているという印象ですね。

設定アプリはS5と違い白ベースになっています。 



2)ディスプレイ

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GALAXY Note 4ではQuad HD(2560x1440)解像度のSuper AMOLED、すなわちSAMSUNG製の有機ELをディスプレイとして採用しています。

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同じくQuad HD解像度で、こちらはIPS液晶を搭載するLG G3と比較するとこんなかんじです。写真で見るよりも、実際に比較してみるとその差は歴然としていて、やはり有機ELの精彩さは凄まじいものがあります。

ちなみにGALAXY Note 4のSuper AMOLEDはディスプレイの専門家集団「Display Mate」から非常に高い評価を受けています。(via GSM Arena)(Source Display Mate)


有機ELについて・・・

有機ELは、自発光する有機化合物の素子で構成されています。液晶とは違いバックライトが不要です。

個々の素子が発光するため、不要な部分は発光を止めることが可能となり、黒を表示する部分は完全に発光を止めるといった事が可能です。

これにより、消費電力を減らし、さらにかなり正確な黒を表現でき、非常に高いコントラストを得ることが出来ます。またバックライトが不要なので薄型化も容易です。

バックライトが必須である液晶では出来ない芸当ですね。

しかし、デメリットがないというわけではなく、液晶と比べて有機ELは劣化による焼きつきや黄ばみが大きく、使用するにつれて品質が下がっていくというデメリットがあります。

最近の有機ELでは改善される傾向にありますが、根本的な解決には至っていないのでつらいとこですね。



3)S Health機能

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GALAXY S5に続き、背面にある専用のセンサーを用いて、 心拍数、酸素飽和度、紫外線を計測することが出来ます。これはS5から新しく搭載された機能なので、Note 3にはない機能ですね。

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また、歩数計は特に設定することなく自動で計測してくれます。煩わしい操作せず勝手に計測してくれるのは何気に便利です。

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更に歩数系以外にも、 「ランニング」「ウォーキング」「サイクリング」「ハイキング」を個別に計測したい場合は、GPSロガーとしても機能させることが出来ます

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他にも、「体重」「食事」「スリープ」「ストレス」などの項目があり、他のサード製アプリやウェアラブルデバイス(SAMSUNG Gearシリーズ)と連携可能など、フィットネス・健康情報のハブとして機能するアプリです。

このようなフィットネス・健康関連機能はiPhone(iOS)やLG G3などでも採用されるなど、ひとつのトレンドなのでしょうか。



4)Sペン

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やはりGALAXY NoteといえばSペンですね。1000円前後で売っているタッチペンとは異なり、電磁誘導を用いたスタイラスとなっています。

初代GALAXY Noteでは128段階だった筆圧感知が、Note 2で1024段階に、そしてNote 4ではさらに2048段階へと向上し、非常に気持ちのいい書き味になっています。

Sペンにはボタンが一つついており、本体がペンを感知できる距離でボタンを押すと、どの画面上でも「エアコマンド」を起動できます。

エアコマンドからは「アクションメモ」「スマート選択」「画像クリップ」「スクリーンライト」を起動できます。


①「アクションメモ」

アクションメモ_1アクションメモ_2
手書きでメモを作りことができます。それだけでなく、自動で文字として判別して、書いた内容をタスクや地図、ブラウザや電話といった操作にリンクさせることができます。

例えば、画像のように、「図書館に本返す」とというメモを手書きで書き、自動で文字を判別しタスクにリンクさせることで、タスクとして登録することができます。 


②「スマート選択 」

スマート選択_1
この様に選択した任意の範囲を収集することができます。

スマート選択_2
複数のコンテンツを収集することができ、収集したコンテンツは「スクラップブック」に保存したり、SNSやSノートなど他のアプリ共有することが可能です。

スマート選択_3
さらに、選択した範囲に文字が含まれている場合、自動で認識させることも可能です。


③「画像クリップ」

画像クリップ_2
この様にクリップしたい部分をなぞり収集できます。

画像クリップ_1
さらにオートシェイプすることで、ある程度自動で形を調整することも可能です。例では、Gear Sを撮影した写真から、ある程度手動で切り出してからオートシェイプで更にGear Sのみを切り出しています。

もちろん後から手動で調整することも可能です。

こちらもスクラップブックに保存したり他のアプリと共有可能です。


④「スクリーンライト」

スクリーンライト
スクリーンライトでは、スクリーンショットに書き込む機能です。例えば、画像のように、マップを開いて集合場所を示して、それをメールで仲間に送信する、というような感じ使っています。


Sノートについてはこっちを参照してみてください。特に台形補正については新しい機能になっています。



5)カメラ

GALAXY S5ではSAMSUNG製の16MP ISOCELLセンサーを搭載していましたが、分解調査によるとNote 4では16MP 1/2.6サイズのSony製Exmor RS「IMX240」を搭載しているようです。(via: WCCF TECH)(SourceIT168)

なお、Phone ArenaではGALAXY Noteのカメラは非常に高評価を受けており、カメラの点でも優れているようです。Xperia Z3のカメラ評価低いのウケる(Source: Phone Arena)

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こちらが実際にGALAXY Note 4で撮影してみた写真です


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こちらは同じくカメラの評価が高いiPhone 6


携帯電話のカメラでは無理に明るくしすぎて潰れてしまったりノイズがひどくなったりという傾向がありますが、GALAXY Note 4ではあまり無理をせず自然な仕上がりになっています。(iPhoneも同じような傾向でしょうか)

また、Note 4はGALAXY K Zoomに次いで光学手ブレ補正(OIS)を内蔵しており、特に夜間での撮影では手ブレを軽減することでより低ISO感度で撮影することができ、ノイズ軽減に貢献します。

プラグインにも対応し、サード製のモードを使うことも可能です。


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また、インカメラでは、F1.9という開放値の高いレンズで暗いところでも明るく自撮り(Selfie)が可能で、さらに「ワイド自分撮り」では本体を動かすことで広角で撮影することができ、大人数でSelfieをすることが可能です。

また、美白モードも搭載しており、最大にすると男の肌ですらかなり美白になってしまいます。



6)総評

ペン付きのファブレットはASUSやLGからも出ていますが、GALAXY Noteは電磁誘導に対応するだけでなく、様々な機能があるため非常に拡張性の高い端末です。

ここ最近ようやく他のメーカーもペン付き端末をチラホラ出す中で、既に4代目というアドバンテージがあるGALAXY Noteには一日の長があるように思えます。

今回はSペンについてはエアコマンドしか紹介できていませんが、「Sketch Book for GALAXY Note」など、GALAXY Note 4に最適化されたお絵描きアプリなどもあり、使い方は無限大と言えます。

最新のNote 4ではSnapdragon 805を上回るパフォーマンスのCPUに、向上した筆圧感知、 凄まじいクオリティの有機ELディスプレイ、改善された筐体の質感など、これまで買ってきた端末の中でも最も満足度が高い端末だと感じました。

それなりにいい価格はしますが、それだけの価値は十分にあるものだといえるのではないでしょうか。