こんばんわ。管理人のしょーやです。
学業やバイトなどもあり、4ヶ月半ぶりに記事を書くことになります。
本日は今話題のドコモ光及び、NTTによる回線卸について書いていきたいと思います。(すごい話題になっているので)
今まではスマホやガジェット、モバイルネットワークなどをメインに記事を書いていましたが、今回はじめて固定回線の解説をしていきたいと思います。 
だれでも分かるというコンセプトに今後も比較などを行い視覚的に分かりやすいブログにしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。 


1.ドコモ光ってなに?回線卸とは?

今ドコモがドコモ光の広告をテレビやネットサイトなので配信していますよね。
なぜこのようなサービスが始まったのか簡単に自分の推測も含め解説していきます。
ドコモ光が誕生した要因となったのは、au(KDDI)が行っているauスマホとauひかりをセットで利用すると割引が受けられるというセット割の影響です。
NTTドコモはグループ会社にNTT東日本および西日本がありauと同様、光回線のサービスであるフレッツ光を全国展開しています。
ただし日本の固定回線の中で大きなシェアを持っているフレッツ光(NTT東西)とNTTドコモがセット割を始めたらどうなるでしょうか?
NTTドコモユーザーが増えてしまい、自由な競争がなくなり簡単に言うと独占禁止法に当たります。
独占禁止法の観点からNTTグループでのセット割、そしてNTTドコモも携帯市場で大きなシェアを持っているため禁止されていたのですが、NTTドコモのシェアが40%にまで下がったことからセット割が解禁になりました。
ただしそのままではいろいろな観点からセット割が組めないため、NTT東西が光回線の設備を持たない事業会社が自社のブランドで光サービスが提供出来るような回線卸を始めています。
つまり既に整備されている設備をサービスとして公平に提供し、それを利用して他社がサービスを行うということです。
ここで目をつけたのがNTTドコモです。(目をつけたというよりもグループ内のryかもしれない)
NTT東西が整備した設備を卸で提供を受け自社ブランドの光回線としてサービスを開始し、それを使ってNTTドコモのスマホやケータイなどを利用している方とのセット割を始めたのがドコモ光誕生の簡単な経緯となります。
すごい簡単に言うとドコモがセット割を始めるためには、フレッツ光のままじゃ大人の事情でダメだったから、回線卸を利用して自社ブランドの光回線のサービス始めちゃってそれでセット割やっちゃおうぜって言うことですねw
すごく長くなりましたがこんな感じです。


2.月々の料金とプロバイダーは?

新しいサービスが始まるとなると、一番気になるのはそのサービスのメリットですよね。
ドコモ光に関してはセット割と月々の料金がやはり一番の重要でしょう。

料金表
タイプAプロバイダータイプBプロバイダー

プロバイダー一覧と比較および提供開始日一覧(ドコモ)

ドコモ光の料金プランはISP(インターネットサービスプロバイダー)と一緒になっているタイプと別の単独タイプがあります。
またプロバイダー一体型にもAとBと2つのタイプが有り、料金が異なります。
ISPとはなんなのかって思う人もいると思いますが、接続事業者です。
ISPの契約がない限り光回線の契約をしていてもインターネットは利用できません。
上記の写真もあるような会社特にOCNやniftyなどが有名かもしれませんね。



■タイプA
戸建て    5200円
マンション4000円

  • ぷらら
  • BIGLOBE
  • hi-ho
  • DTI
  • BBExcite
  • エディオンネット
  • SYNAPSE
  • 楽天ブロードバンド
  • ゼロワンコアラ
  • ANDLINE
  • Upa
  • Qit
  • ドコモネット
タイプAプロバイダーはほとんどのプロバイダーで提供を開始しておりますが、一部プロバイダーはまだ利用できません。



■タイプB
戸建て5400円
マンション4200円

  • AsahiNet
  • So-net
  • @nifty
  • @TCOM
  • TNC
  • OCN
タイプBのプロバイダーは6月より提供開始予定です。
現状タイプB予約できますが、6月の提供開始まで単独型+プロバイダー料金での利用となります。(6月になると自動移行)
例えばSo-netの場合5月まで単独型の料金+So-netの料金での利用となります。
しかしniftyとOCN以外5月までプロバイダー料金の割引が入ります。
つまりタイプBは提供が遅いので、タイプBが始まるまでISPの料金値引きますよってことです。
プロバイダー一覧と比較および提供開始日一覧(ドコモ)
上記を確認して下さい。



■単独型
戸建て5000円
マンション3800円

上記の値段に加えて、別途フレッツ光対応のプロバイダー料金が月々の料金となります。



■フレッツ光との比較
フレッツ光ドコモ光比較

上の表を見ていただくと分かりやすいと思いますが、現在フレッツ光を加入した場合とドコモ光に加入した場合の比較表です。(東日本の価格でにねん割のみ適応しています。)
フレッツ光には大きく分けて2つ、そしてその中にもタイプが4つあります。

■2つの方式
  • フレッツ光ネクストギガスマートタイプ(光配線方式)下り最大1Gbps
    こちらはフレッツ光の中でも高速なタイプで利用する場合のプランでここ1年でフレッツ光契約した戸建ての方か、光配線方式の設備があるマンションの方がご利用のプランです。
    戸建の場合は今契約するとこちらでの契約になります。
    マンションの場合はマンションの設備がこのギガである光配線方式が対応しているマンションのみこちらのプランで契約が可能です。

  • フレッツ光ネクスト(VDSL方式)下り最大100Mbps
    こちらはフレッツ光の中でも通常のタイプのプランです。
    1年以上前に契約した方はこちらに当てはまります。
    このプランの方が一番多いかと思われます。
■タイプ
戸建ては有無を言わさずホームタイプなので、気にしなくていいのですがフレッツ光の場合はマンションの場合は別です。(ドコモ光はタイプAかBのみ)
  • ミニ
  • タイプ(プラン)1
  • タイプ(プラン)2
上記の3つがありますが、マンションの規模と設備によってどの方式で、どのプランで契約ができるのか決まっています。
ちなみに自分が住んでいるマンションはVDSL方式のタイプ2と決まっています。
ですので、
フレッツ光の場合→3650円
ドコモ光タイプAの場合→4000円
ドコモ光タイプBの場合→4200円
ドコモ光にしても大きく得をするという感じはありませんね。
逆に月々の料金が高くなってしまっています。
戸建てとミニ、タイプ1の方は少なからず恩恵をうけることが出来ますが、タイプ2の人は恩恵を受けるどころか月々の料金が増えていきます。
そのためマンションの場合は方式とタイプの確認が重要です。

フレッツ光公式ホームページ(東日本)
フレッツ光公式ホームページ(西日本)
上記のサイトで戸建ての方はエリアの確認を、そしてマンションの方はギガマンションタイプ(光配線方式)かそうじゃないのかとタイプを確認するといいと思います。(フレッツ光とエリアは一緒なため)
あとは現在インターネットにどのくらい払っているか確認しましょう。
今回おさらいしたのはフレッツ光を今契約した場合なので、昔契約した方はもっと高い値段のプランでご契約している可能性があります。
インターネットの見直し長い目で見ると結構大事になりますので、空いてる時間でいいので月々どのくらい払ってるのかを確認してみるといいと思います。



月々の料金のまとめ
  • 提携プロバイダーによってタイプAとタイプB2つ有る
  • フレッツ光と比べて戸建ては確実に安くなるが、マンションタイプはマンションによる(タイプ2はメリット少ない)
  • プロバイダーがYahoo!の場合はSoftBank光側のためドコモ光は単独タイプでない限り利用不可(つまりSoftBank光推奨)
  • 対応のプロバイダーが多いため、フレッツ光からそのままの転用が可能。


3.ドコモスマホ等の割引額は?

次に一番肝心の割引額です。

戸建てマンション
左が戸建ての料金表、右がマンションの料金表です。

戸建てタイプのシェアパック30の3200円の割引が最高になっています。
基本的にauスマートバリューとは異なり、1台あたり1410円の割引という形ではなくパケットパックと光の料金をセットにした光シェアパックと言う形で提供されるため割引が受けられるのは親回線のみとなります。
また旧プランの場合は1年間500円の割引が入ります。(2015年8月31日まで申し込みの方限定)
データMパック以上、シェアパックご加入の方は永年割引が入ります。
auスマートバリューや同じくコラボレーション光としてサービスを開始したSoftBank光に置いては2年目までの割引額は高めですが、3年目以降は934円割引などに減額されます。
また一度MNPして戻ってきた場合でも1番号あたりの割引最大24ヶ月間と決まっているので、auスマートバリューを組んでいた番号を一度別のキャリアにMNPしたあとに出戻りでauスマートバリューを組み直しても割引額は3年目以降の割引となるので、割引額変わらないというのはドコモ光の割引の強みだと思います。
また、ずっとドコモ割(長期間利用者に対する割引)、U25応援割などとの併用も可能なため契約者によってはさらに割引特典を受けることが可能です。

またMNP及び新規契約と同時にドコモ光を契約した方は光★スマホ割を適用することが可能です。

  • カケホーダイプラン最大12ヶ月間1350円/月割引
  • データプラン最大12ヶ月間350円/月割引
上記の割引が適用可能です。
ドコモ光契約後に同じシェアグループ内にMNP、新規契約で加入した方もこちらのキャンペーンを適用することが可能です。(1ヶ月目は日割り計算+11ヶ月、計12ヶ月間割引)
またauスマートバリューを組むためにはau光に固定電話の契約が必須ですが、ドコモ光の場合は固定電話の契約は必要ありません。

カケ・ホーダイ&パケあえるドコモ光かんたんシュミレーション(NTTドコモ)
上記のシュミレーションをやってみるのも良いかもしれませんね。


ドコモ光割引のまとめとしては
  • 他社セット割と比べるとMパック(5GB)以上であれば割引額は永年一緒(3年目で下がったりしない)
  • 長期利用者にはずっとドコモ割、25歳以下であればU25特割、MNP新規であれば光★スマホ割が使える。(セット割と併用可)
  • 台数による割引増額が無いため、他社セット割と比べてセット割自体の割引が大きくない。(auスマホの場合4台あれば1410円×4台=5640円割引、ドコモの場合は台数が増えても最大3200円割引)
  • 固定電話の契約なしでも割引が受けられる!


4.ドコモ光契約まで~転用と新規

ドコモ光の場合契約種別が2つあります。
  • 転用
    こちらがドコモ光契約の方に多い契約方法だと思います。
    現在フレッツ光を利用しており、環境はそのままにドコモ光へとサービスを変更する方法です。
    プロバイダーもタイプA、タイプBのプロバイダーをお使いであれば工事等もなく転用の手数料3240円だけでドコモ光へサービスを変更し、割引を受けることが可能です。

    ※ちなみにBフレッツやフレッツ光のライトプランを利用の方はプラン変更しなければ、転用が出来ません。
    ADSLの場合はプラン変更で転用が出来ないため解約→新規となります。
    詳しくは下記をご覧ください。
    ドコモ光に転用可能なフレッツ光の品目(ドコモビジネスオンライン)

  • 新規
    こちらはド新規です。つまり現在固定回線を契約しておらず、新規でドコモ光を契約する方法です。
    基本的に新規契約はオススメできません。
    理由としては新規特典が何もなくメリットがあまりないからです。

ここから先は転用をメインに説明していきます。
転用の場合はフレッツ光からそのままの形でサービス変更が可能です。
転用番号の取得
携帯の契約で言うMNP取得番号というものが転用のためには必要となります。


■転用番号取得に必要な書類
  1. お客様ID、または光電話番号
  2. ご契約者様名
  3. フレッツ光ご利用場所住所
  4. フレッツ光ご利用料金の支払い方法
上記の4つをご用意して下さい。
その後インターネットか電話での取得が必要となります。
  • インターネットの場合
光コラボレーション事業者様が提供する光アクセスサービスへの移行(転用)のお手続き
8:30~22:00 年末年始除く

  • 電話の場合
0120-140-202
9:00~17:00 年末年始除く


上記で転用番号を取得後お申込みをしてください。

申し込みできる場所においては、
  • ドコモショップ
  • インフォメーションセンター
  • 量販店
  • 一般販売店
  • 法人営業担当
  • ドコモオンライン
で申し込みが可能となっています。 

おすすめとしては量販店がオススメです。
理由としては量販店ではフレッツ光、au光などインターネットの契約も古くから行っており工事費のお話などのノウハウもあり、ご案内が丁寧であり専用のブースなどを設置している店舗もあるようです。(現在の環境を説明してくれ、ドコモ光にした方が良いのか相談もしやすい)
それに対してドコモショップについては初めての固定のインターネット事業のため現場も混乱しています。
自分自身ドコモショップで店員さんに聞いてみたところ、かなりグダグダな説明をされたので量販店がオススメです。


ドコモ光契約まとめ
  • 転用番号に必要な情報は4つの情報であるということ。
  • インターネットと電話で転用番号が取得可能であるということ。(ネットのほうが速い)
  • 管理人のしょーや的には量販店で申し込むのがオススメだということ。


5.ドコモ光転用の場合の注意事項、工事費、解約金など

ドコモ光ご利用にあたっての注意事項
上記の注意事項から大事な部分を抽出します。

■フレッツ光からの転用の場合、フレッツ光のみで提供されてるサービスやオプションなどが利用できなくなるものがあります。
上記のオプションに加入している方は対処してから転用しましょう。
自分の契約内容のお問い合せやオプションの解約などの総合窓口は0120-116-116です。 


■ドコモ光の工事費とフレッツ光から転用の際の工事費の残りについて
工事費は転用の場合は0円ですが、ギガサービスが始まっていない時期にフレッツ光を契約した方で、ドコモ光にするのと同時に速度を速いタイプの光配線方式であるギガタイプ(100Mbps、200Mbps→1Gbps)への速度アップグレードをする際は転用の場合でも工事が必要となります。
特に戸建ての方はドコモ光にする際に高速なギガタイプにする方が多いと思います。
代表的な工事としてアップグレードの工事は7600円となるようです。
もしフレッツ光契約中で工事費の分割途中の方は転用後もそのまま分割の工事費を支払いとなります。
ドコモ光にする際に途中でフレッツ光をやめたから工事費等が高くなるなどはありません。


■ドコモ光解約金
戸建の場合は13000円、マンションの場合は8000円となります。 


■ドコモ光の申し込み取消
0120-766-156
ドコモ光に申し込んだけど、やっぱり辞めたいという場合は工事する前に上記の電話番号にご連絡下さい。


■フレッツテレビに関して
フレッツテレビなどのサービスはドコモ光ではご利用できませんが、フレッツ光からの転用の場合のみ利用継続が可能です。


■ドコモ光およびコラボ光は片道切符である
基本的にフレッツ光から転用できるのは1度のみです。
例えばドコモ光に転用後に別のコラボ光、例えばSoftBank光にしたい場合は解約→新規という形になります。
つまり何が起こるかというと、長年使っていた固定電話の番号を失うなどの弊害が起きる可能性があります。(とくにひかり電話発番の番号)
他にもプロバイダーのメールアドレスなども変わってしまいますね。
フレッツ光からの転用および新規でコラボレーション光をご契約の場合その固定回線と一生付き合っていくつもりで契約する必要があります。
ドコモ光の場合NTTドコモをずっと契約し続けるお客様が加入するのが望ましいでしょう。
固定電話の契約もなくプロバイダーのメールも使わないという方はまだ良いと思いますが、固定回線と携帯電話会社を合わせる場合、どちらかを解約した際も弊害が起きる可能性が高いので、MNPなどをする予定が有る方はよく調べてから契約しましょう。



転用にあたっての注意事項まとめ
  • フレッツ光からの転用の場合工事費等は増えない継続。
  • 解約金は少々高め。
  • 取消は電話一本で行けます。
  • フレッツ・テレビはフレッツ光からの転用の方のみ利用できる。
  • ドコモ光およびコラボ光は片道切符であり、ドコモ光解約時に固定電話番号を失う恐れあり。

6.裏ワザ的契約方法

4.で自分はドコモ光は新規契約おすすめしないと言いました。
これが何故なのかを説明したいと思います。
ドコモ光には新規特典がありません。そして上記で説明したようにフレッツ光から3000円で転用手続きが可能です。
そしてフレッツ光には新規特典が現状あります。
じゃあどうすればいいのか?

現在固定回線を利用しておらず、ドコモスマホを契約しているまたは乗り換えの予定が有る方はフレッツ光を契約してからドコモ光に転用するのがフレッツ光の新規特典を受けられ、なおかつドコモ光の割引も転用後に受けられるため二度美味しいです。(もちろんタイプAのプロバイダーでフレッツ光を契約するのがお得)
今回は少ししか触れていませんが、SoftBank光はYahoo!のプロバイダーでのみ利用できるため、SoftBankスマホを使っていてSoftBank光にしたい場合は、フレッツ光でISPをYahoo!で契約すると二度美味しいはずです。
すごい単純明快ですが、それだけメリットが有ります。
これから3月となり引っ越しシーズンとなるため、インターネットの契約をする方が多くなると思います。
その際どれだけお得になるのか、自分にはどの方法が合ってるのか調べると良いと思います。


7.まとめ

ドコモ光正直複雑すぎて記事にするのすごい大変でした...
ドコモ光にして得をする人は大容量のシェアパックを利用している方とドコモの利用が長い方が得をします。
そして他社からドコモに乗り換えを考えており、家族ぐるみで乗り換えし大容量のシェアパックを契約予定の方もドコモ光にした場合お得になるでしょう。
そして6.で説明したフレッツ光経由でドコモ光に転用したほうが得です。
コラボレーション光が続々と始まり、フレッツ光の新規特典も少しずつなくなっていくと思われますので、フレッツ光からの転用を考えている方は3月中の加入をおすすめします。
ドコモ光を含むコラボレーション光を利用したい方はフレッツ光からの転用がオススメです。

まあ簡単に言うと契約内容によって割引が変わるので、確実に安くなるとは一概には言えないというのが僕の結論です。(どのくらい安くなるという具体的な解答ができずすいません...)

現状固定回線の契約を考えている方は参考にしていただけると幸いです。
疑問や変なところがあったら気軽にコメント下さい。
修正と返信します。
記事は以上です。
Source:ドコモ光